なでしこ“エースと18歳”のゴールで快勝
◆国際強化試合 日本5-1メキシコ(13日・カンセキスタジアムとちぎ)
サッカー女子日本代表・なでしこジャパン(FIFAランク11位)は、東京五輪メンバー発表前最後の強化試合、メキシコ代表(同28位)との一戦に臨みました。
先発のフォーメーションは4-4-2で、ゴールキーパーは池田咲紀子。ディフェンスはサイドバックの右が清水梨紗、左が宮川麻都、センターバックは熊谷紗希と南萌華。4人の中盤はボランチに中島依美と林穂之香、トップ下には長谷川唯と籾木結花。FWの2トップは岩渕真奈と田中美南のコンビとなりました。
10日のウクライナ戦から先発6人を入れ替えたなでしこジャパンは、ロンドン大会以来となる2度目の五輪出場を狙うエース・岩渕真奈選手が前半から躍動します。
前半35分、林穂之香選手の縦パスに抜け出すと、得意のドリブルで相手をかわしシュート。ゴール右隅に決まり、先制しました。
1点リードで試合を折り返したなでしこジャパンは、後半開始早々、左サイドから岩渕選手のクロスに、田中美南選手がダイレクトで合わせ追加点。その後1点を返されますが、後半9分には、またも岩渕選手のパスからチャンスが生まれ、籾木結花選手が4試合連続となるゴールを奪いました。
そして、後半29分には途中出場したチーム最年少18歳の木下桃香選手が代表初ゴールをあげると、試合終盤には21歳の遠藤純選手もゴールネットを揺らし、5得点で快勝したなでしこジャパン。
「18人」が選ばれる五輪代表争いへ、ベテランと若手が結果でアピールしました。
写真:YUTAKA/アフロスポーツ