慶大34年ぶり頂点 プロ注目の正木MVP
13日、全日本大学野球選手権の決勝、慶応義塾大学対福井工業大学が明治神宮野球場で行われ、13対2で慶大が34年ぶりの大学日本一を決めました。大会MVPにはプロ注目の慶大・正木智也選手が選ばれました。
上限5000人の観客が見守る中で行われた決勝戦。初回、今年のドラフト注目選手で慶大4番・正木智也選手(4年)がとらえた打球はバックスクリーン横へ。2試合連続の先制2ランを放つと、正木選手から思わずガッツポーズが飛び出します。
そこから勢いに乗った慶大は4回、5回にも追加点、6回には先制ホームランの正木選手がタイムリーを放ち、さらにリードを広げます。9回にも5点を追加した慶大が2試合連続2ケタ得点を奪い、13対2で福井工大に勝利。34年ぶり4度目の大学日本一に輝きました。
試合中は常に引き締まった表情をしていた正木選手も、優勝の瞬間には笑顔で喜びを分かち合いました。
2試合連続ホームランなど、大会MVPに選ばれた正木選手は「(いつものような)応援はないんですけど、ファンの方やチームメートの応援は感じていたので、そのパワーをもらって優勝できたのだと思います。サポートしてくれたチームメートやマネジャーが支えてくれたおかげなので感謝したいです」とコメント。
ドラフトについては「ドラフトもあるんですけど、ここは通過点だと思って、また秋に向けて、もっとチームとして強くなれるようにやっていきたいです」と語りました。