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プロ注目・畔柳 138球2安打完封で4強

2021年3月29日 23:37

29日、阪神甲子園球場で行われている選抜高校野球9日目の第4試合で、東海大菅生(東京)対中京大中京(愛知)の準々決勝が行われました。

注目は今秋のプロ野球ドラフト会議での指名が期待される、中京大中京の右腕エース畔柳亨丞(くろやなぎ・きょうすけ)投手(3年)。27日に今大会最速の149キロを記録した豪腕が、29日も圧巻のピッチングを見せます。

初回、失策の間に2点を先制した中京大中京。さらに7番・櫛田理貴選手(3年)のタイムリーヒットで1点を追加し、勢いに乗ると、投げてはここまで3試合全てで先発の畔柳投手が、得意のストレートを武器に5回までノーヒットの快投を見せます。

女房役の加藤優翔捕手(3年)のセンターへのタイムリーなどで、その後3点を追加した中京大中京が主導権を握りました。

初のセンバツ4強を目指した東海大菅生は最終回、2死満塁のチャンスを作り意地を見せましたが、得点には至りませんでした。

畔柳投手は138球を投げ2安打完封という圧巻の投球。今大会早くも2度目の完封で、チームを24年ぶりの4強に導きました。25日の1回戦で131球、27日の2回戦で110球、29日の準々決勝で138球を投げている畔柳投手。

1週間で500球という球数制限が設けられているため、31日の準決勝でも登板した場合、121球までの投球となります。

この試合の結果、今大会の4強が出そろいました。休養日を挟み、31日に以下の組み合わせで準決勝2試合が行われます。

◇第1試合◇
天理(奈良)-東海大相模(神奈川)

◇第2試合◇
明豊(大分)-中京大中京(愛知)

写真:日刊スポーツ/アフロ
※写真は27日、2回戦の時のもの