早田ひな 強さ見せつけアジア選手権代表に
18日、千葉・旭市総合体育館で行われた、アジア卓球選手権ドーハ大会(9月1日~8日・カタール)の出場権がかかる日本代表選手選考合宿の女子シングルス2日目。
東京五輪代表の伊藤美誠選手・石川佳純選手・平野美宇選手はすでに出場権を得ており、17日の予選リーグ・決勝トーナメントを勝ち抜いた8選手が残りの2枠をかけ試合に臨みました。
東京五輪・女子団体のリザーブメンバーに決定している早田ひな選手は、準々決勝で加藤美優選手と対戦。第1ゲームは相手に1点しか与えない圧巻の強さを見せますが、第2ゲームは相手に攻め込まれてゲームカウント1-1に。
続く第3ゲームはデュースまでもつれ込む拮抗した展開に。ゲームポイントを握られる場面もありましたが、最後まで強気な攻めを見せ2-1とすると、勢いにのった早田選手は第4ゲームも奪い3-1で勝利し準決勝進出を決めます。
勝てばアジア選手権の出場権を得る準決勝では、今シーズンからチームメートとなった長崎美柚選手と対戦。互いが相手に主導権を握らせまいと、激しいバックハンドを打ち合う展開となりましたが、要所で得点を奪った早田選手が3-0でストレート勝ち。
決勝進出でアジア選手権代表入りを決めた早田選手は、その後の決勝で安藤みなみ選手を相手に3-1で勝利。優勝で代表入りに自ら花を添えました。
「ずっと優勝だけを見て試合に入っていた。自分自身のプレーができれば絶対に負けないという強い気持ちをもって制することができたのでそれがよかった」と今大会を振り返った早田選手。
リザーブとして帯同する東京五輪について、「まずはリザーブで東京五輪というのを自分の肌で感じたいと思っている。いつ試合に出場するかわからない状況なので、ちょっとでも東京五輪までに強くなってリザーブとして、日本代表メンバーの一人として戦っていきたい」と語りました。