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「生きるか死ぬかを経験した4年間でもある。誰よりも充実した」競泳・池江璃花子が日本大学卒業

2023年3月25日 16:13
「生きるか死ぬかを経験した4年間でもある。誰よりも充実した」競泳・池江璃花子が日本大学卒業
日大卒業の金戸快選手(左)、池江璃花子選手(中央)、小堀倭加選手(右)
競泳池江璃花子選手が、25日日本武道館で行われた日本大学の卒業式に出席しました。

「1年生の頃は病気で学校に来られなくて、2年生はコロナで対面授業がなかった。すごくさみしい大学生活ではあったけど、最後の最後、こうやってマスクを外して卒業式を迎えられて良かった」

大学生活は苦しいことが多かった4年間。入学を控えた19年2月に白血病であることを公表。19年はほとんどを病院で過ごし、入学式にも出席はできませんでした。

その後、退院から1年半後には東京五輪に出場。闘病生活を送りながらもアスリートとして成長してきました。

「苦しいことの方が多かった。自分がどうあるべきか考えて過ごした4年間。生きるか死ぬかを経験した4年間でもある。誰よりも充実した4年間は過ごせていた。後の人生にも、水泳人生にも大きな糧になると思う。この4年間は一生忘れない4年間だったと思うので、つらい時は、もっとつらいことがあったと思って、前に進んでいけたらと思う」

また卒業式を迎えられたことについては「自分一人では、ここまでこられなかったし、きっと卒業もできなかった。周りのすてきな方たちに支えられて、ここまで立てているなと感じるので、そういう方たちに感謝したい」と家族や支えてくれた人たちに感謝の言葉を残していました。
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