プロ野球・オリックスは17日、チームの主軸・吉田正尚選手のポスティングシステムによるメジャーリーグ（MLB）挑戦を承認しました。

ポスティングシステムは日本のプロ野球で海外フリーエージェント（FA）権のない選手がメジャーリーグに移籍するときに利用される制度で、今回の吉田選手で23例目となりました。

最初にこのシステムを1999年に広島からシンシナティ・レッズに移籍したA.ケサダ選手。そして日本人第1号で2例目となったのは、2000年にオリックスからシアトル・マリナーズに移籍したイチローでした。

他にも平成の怪物と呼ばれ、去年引退した松坂大輔投手（8例目）や、今季MLBで16勝を挙げたダルビッシュ有投手（12例目）、またMLBで2年連続のMVP獲得なるか注目される大谷翔平選手（16例目）も、この制度を使ってMLBに挑戦しています。

▽以下、これまでのポスティングシステムを利用した選手一覧

1999年 A.ケサダ外野手　　（広島→シンシナティ・レッズ）
2000年 イチロー外野手　　（オリックス→シアトル・マリナーズ）
2002年 石井一久投手　　　（ヤクルト→ロサンゼルス・ドジャース）
2003年 R.ラミーレス投手　（広島→ニューヨーク・ヤンキース）
2003年 大塚晶則投手　　　（中日→サンディエゴ・パドレス）
2005年 中村紀洋内野手　　（オリックス→ロサンゼルス・ドジャース）
2006年 森慎二投手　　　　（西武→タンパベイ・デビルレイズ）
2006年 松坂大輔投手　　　（西武→ボストン・レッドソックス）
2006年 岩村明憲内野手　　（ヤクルト→タンパベイ・デビルレイズ）
2007年 井川慶投手　　　　（阪神→ニューヨーク・ヤンキース）
2010年 西岡剛内野手　　　（ロッテ→ミネソタ・ツインズ）
2012年 ダルビッシュ有投手（日本ハム→テキサス・レンジャーズ）
2012年 青木宣親外野手　　（ヤクルト→ミルウォーキー・ブルワーズ）
2014年 田中将大投手　　　（楽天→ニューヨーク・ヤンキース）
2016年 前田健太投手　　　（広島→ロサンゼルス・ドジャース）
2017年 大谷翔平投手　　　（日本ハム→ロサンゼルス・エンゼルス）
2018年 牧田和久投手　　　（西武→サンディエゴ・パドレス）
2019年 菊池雄星投手　　　（西武→シアトル・マリナーズ）
2020年 山口俊投手　　　　（巨人→トロント・ブルージェイズ）
2020年 筒香嘉智外野手　　（DeNA→タンパベイ・レイズ）
2021年 有原航平投手　　　（日本ハム→テキサス・レンジャーズ）
2022年 鈴木誠也外野手　　（広島→シカゴ・カブス）