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浦和レッズのサポーター暴徒化問題 JFA、Jリーグ、Jリーグ全60クラブ共同メッセージ 計21人が無期限入場処分

2023年9月22日 6:12
浦和レッズのサポーター暴徒化問題 JFA、Jリーグ、Jリーグ全60クラブ共同メッセージ 計21人が無期限入場処分
(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
日本サッカー協会(JFA)、Jリーグ、Jリーグ全60クラブが、天皇杯における浦和レッズサポーターによる違反行為の発生を受け、共同メッセージを発信しました。

8月2日に行われた天皇杯4回戦・名古屋グランパス戦において、浦和レッズサポーターが試合後に暴徒化。試合運営管理規定違反行為とみなされ、日本サッカー協会(JFA)から24年度の天皇杯参加資格はく奪の処分と始末書の提出を受けていました。また共同メッセージが出された21日、浦和サポーターに対して新たに4人が無期限の入場禁止となったことも発表されています。今回の件で浦和サポーターへの無期限入場処分は計21人になりました。

【日本サッカー協会(JFA)、Jリーグ、Jリーグ全60クラブの共同メッセージの内容】

日本サッカー協会(JFA)の規律委員会は 9月19日、8月2日開催の天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会ラウンド16名古屋グランパスvs.浦和レッズ(8月2日、CSアセット港サッカー場)で発生した事象に関し、浦和レッズに対して懲罰を科しました。

JFAの司法機関(規律委員会、裁定委員会、不服申立委員会)は独立した機関であり、司法機関の決定についてわれわれは関与することはできません。極めて厳しい決定ではありますが、本日開催したJFA理事会およびJリーグ実行委員会で、日本サッカー界全体の問題として厳粛に受け止めることを確認しました。

ファン・サポーターの声援や熱気によって生み出されるスタジアムの熱狂的な雰囲気は、チームや選手の背中を後押しし、サッカーをより魅力的なものにするための重要な要素です。しかし、一部の者たちの短絡的な行為によって安全で楽しいはずのサッカー観戦環境が暴力や暴言、威嚇、破壊で侵されるようなことがあってはならず、日本サッカー界として今回のような違反行為を断固許すわけにはいきません。もし、こういった行為を起こす、あるいは繰り返す者がいた場合、一切の関係を断つ覚悟で健全なサッカー環境を構築してまいります。

今回のような危険な状況を招いたことについて、浦和レッズをはじめとするクラブ、そしてサッカー界全体が真摯に受け止め、二度とこのような行為が起こらないよう断固とした姿勢で取り組んでいく覚悟です。繰り返しますが、われわれサッカー界は、老若男女の誰もが安心・安全にサッカーを楽しめる環境を広げるべく、強い使命感と責任感を持って取り組んでいく考えです。

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