なでしこ遠藤豪快ミドル 男子相手にドロー
4日、東京五輪に向けて合宿中のサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が男子高校生(千葉県立八千代高校)とのトレーニングマッチに臨みました。
高倉監督が試合後のオンラインインタビューで「相手には前線からプレッシャーをかけてもらうようにお願いした」語ったように、試合開始から八千代高校の激しいプレッシャーを受ける展開に。しかしキーパーの山下杏也加選手、センターバックの宝田沙織選手、南萌華選手を中心に後方から丁寧にビルドアップを続け、相手のプレスを避けます。
一方、攻撃では長谷川唯選手が中盤や前線で積極的にボールを受けてチャンスを演出。前半は0対0で終了しました。後半に入りピッチを大きく使い、大胆な攻撃が増えたなでしこジャパン。1点を先制されるものの、後半から菅澤優衣香選手に代わって入った遠藤純選手が相手のミスをつき豪快なミドルシュートを決め、試合は1対1で終了。交代メンバーの活躍もあり、東京五輪に向けて明るい材料が見えた試合となりました。
試合後、高倉監督は「プレスを外した時には自分たちの形が作れたのは良い要素。今日のトレーニングマッチを含め、約2週間の合宿はとても良い時間だったし、共通認識の確認もできた。全員で気持ちを一つにして前に進んでいきたい」と五輪に向けて意気込みました。
また本来5日までだった合宿を1日早く切り上げた理由について「次の大阪での遠征までにワクチン接種やチームの壮行会などで十分なオフの時間が取れないと判断した。しっかりとリフレッシュしてほしい」と話し、約2週間の合宿を打ち上げました。
なでしこジャパンは14日にオーストラリアとの国際親善試合試合に臨んだ後、21日カナダとの東京五輪初戦を迎えます。