「力が足りなかった」初出場で銅も悔しさ
◇東京五輪・大会4日目、7月26日、柔道女子57キロ級・3位決定戦、東京・日本武道館
柔道女子57キロ級の3位決定戦が行われ、芳田司選手がジョージアの選手と対戦しました。
芳田選手は試合序盤に内股で技ありを取ると、その後も攻め続け、再び内股を仕掛けて合わせ技で一本勝ち。五輪初出場で銅メダルを獲得しました。
この階級では16年リオ五輪の松本薫さんの銅メダルに続き、2大会連続での銅メダル獲得となりました。
以下、試合後の芳田選手のコメント
─最後に見事な内股が出ました
「ありがとうございます」
─初めての五輪で銅メダルです。いかがですか。
「悔しいです」
─しかし、準決勝で敗れて、この短い時間でしっかりと気持ちを切り替えてこの銅メダルだったと思います「はい、絶対に銅メダルを取ってやろうと思っていました」
─5年前にリオで「次は私の番だ」とここまで頑張ってきました。この5年間、銅メダルという形ではありましたけど振り返ってみていかがですか。
「金メダルを目指していたので悔しいです」
─これだけ相手が芳田さんの得意技の左の内股を警戒してきている中で、それでも様々な技を駆使してここまで勝ち上がってきました。その辺りの幅の広さというのはあったと思いますがいかがですか。
「まだまだ力が足りなかったです」
─こういった状況下でこの武道館には応援に来ることができなかったんですが、日本中の皆さんが応援していたと思います。芳田さんから一言いただけますか。
「金メダルは取れなかったんですけど、応援ありがとうございました」
写真:AFP/アフロ