国技は水球 ハンガリー大使館で試合観戦
連日熱戦が続くオリンピック。
「ようこそ!どうぞお入りください」
日本に住む外国の人たちはどう見ているのか、そこで伺ったのがハンガリー大使館です。
中に入ると昼食の準備のまっただ中。
駐日ハンガリー大使館 パラノビチ大使
「ハンガリーB級グルメの代表的な食べ物」
ハンガリーの郷土料理で、オリンピック観戦前の腹ごしらえ。小麦粉を油で揚げた生地の上にチーズやサワークリームなどをトッピング。定番料理の「ラーンゴシュ」です。
記者
「外はサクッとしていて、中はモチッとしていて、揚げパンに似た食感です」
おなかが満たされたところで、いよいよ試合観戦です。大使館の人たちが注目していたのが、水球男子予選、ハンガリー対日本の一戦。
駐日ハンガリー大使館 パラノビチ大使
「ナショナルスポーツは間違いなく水球です」
“水の格闘技”、水球はハンガリーの国技だといいます。
水球は、今大会でも優勝候補の一角。しかし、なぜ水球がそこまで強いのでしょうか。
駐日ハンガリー大使館 パラノビチ大使
「ハンガリーは海がないが、『水の大国』なんです」
ハンガリーは、国内に温泉が300以上あるという“知られざる温泉大国”。古代ローマ帝国の時代から温泉文化が栄えて発展。その温泉を利用した温水プールが国内に多くあり、水球など水の競技が盛んなのです。
試合は、格上のハンガリーが粘る日本を抑えて勝利しました。
大使館から母国へ静かにエールを送り続けます。