BMX中村輪夢が好発進「絶対優勝したい」
東京五輪・自転車競技の新種目、BMXフリースタイルで19歳の中村輪夢選手が全体2位で好発進を切りました。8月1日の決勝へ向け「自国なので絶対に優勝したい」と、母国での“初代王者”へ強い意欲を見せました。
◇東京五輪・大会9日目、自転車・男子BMXフリースタイル・シーディングラン(7月31日、有明アーバンスポーツパーク)
自転車競技の新種目として今大会から採用された「BMXフリースタイル」。決勝のスタート順を決めるシーディングランが31日に行われ、2019年にW杯シリーズで総合優勝を果たした中村輪夢選手(なかむらりむ・19)が好発進しました。
BMXフリースタイルは、曲面やスロープが複雑に組み合わさったコースで、ジャンプや回転などの「トリック」を60秒にわたって行い、そのスコアを競い合う種目です。
2回の滑走の平均ポイントがスコアとなるシーディングランで、中村選手は1回目に86.20点と高得点をたたき出すと、2回目では89.14点をマークしました。スコアを87.67点とし、全体2位で決勝へ弾みをつけました。
中村選手は「2位が取れたので良かった。きょうは、あした出そうという技を1個もやっていないので、(あしたは)それを全部出せればいい」とコメント。決勝に向けては、「やっぱり自国なので、絶対に優勝したい。気候とかそういうもの含めても1番有利だと思うので頑張りたい」と、金メダルへの意欲を見せました。
8月1日の決勝では、2回の滑走でより高いポイントがスコアとして採用されます。中村選手は“初代王者”を目指し、大一番に臨みます。
また、同日に行われた女子BMXフリースタイルのシーディングランでは、大池水杜選手(おおいけみなと・24)が61.45点とスコアを伸ばせず全体8位。8月1日の決勝で、目標と語る金メダルを目指します。
写真:アフロスポーツ