馬術89年ぶり快挙 戸本「必ずメダルを」
◇2日、東京五輪・大会11日目、総合馬術個人、馬事公苑(東京都)
3種目で順位を争う総合馬術個人は最終日をむかえ、障害物を規定タイム内で飛び越えていく障害馬術が行われました。
2種目までの成績で5位につけていた戸本一真選手は、この日の障害馬術予選で障害物を1本落下(減点4.0)させ、7位に後退するも決勝に進出。決勝ではほぼミスなく終え、3位とはわずか2.3ポイント差で4位入賞となりました。
1932年ロス五輪で金メダルを獲得した西竹一選手以来、日本馬術界で89年ぶりとなるメダル獲得とはなりませんでしたが、大健闘の4位入賞を果たしました。
以下、戸本一真選手のコメント。
「1本目(予選)で1本落とさなければもっと違った結果が待ってたかもしれないが、それは僕の実力。なにより2本目(決勝)で1本も落とさず帰って来られたことがうれしい」
――日本の馬術史上、4位は快挙
「ここで経験したことは間違いなく次の大会にいきる。そう遠くない大会で日本が必ずメダルを取れるというのは分かった」
――単身で(拠点の)イギリスに渡り、東京五輪で最高の結果を出した。試合後、家族と対面していかがでした
「(妻は)子育ての一番大変な5年間を一人で日本で守ってくれていた。本当に感謝しかない」
――少しだけ休めるとしたら
「焼き肉食べたいですね。選手村のご飯はおいしいですけど焼き肉が無いので。イギリスでは食べられない焼き肉を食べたいです」
――お子さんとの時間は…
「焼き肉じゃなかったですね、子どもと一緒に遊んで、その日の夜ご飯に焼き肉食べたいです」
写真:picture alliance/アフロ