銅メダル 屋比久「沖縄に夢を与えられた」
◇3日、東京五輪・大会12日目、レスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級・3位決定戦、幕張メッセAホール
レスリングでは沖縄出身初の五輪選手となる屋比久翔平選手が3位決定戦に出場し、イランの選手と対戦。
屋比久選手は第1ピリオド、0ー3とリードを奪われます。それでも第2ピリオドは相手を投げ倒すリフト技を繰り出すなど13点を奪い、逆転勝ち。銅メダルを獲得しました。
以下、試合後の屋比久翔平選手のコメント。
─銅メダルを獲得した心境
「2回戦で負け、(敗者復活戦での)チャンスが転がってきた。銅メダルを取ってやるという気持ちで挑んで、取れたのでよかった」
─日本の重量級にとっては大きなメダル獲得
「僕が日本のトップになってから、アジアのメダルはあったが、世界でのメダルが長年取れていない。(今回の)メダルは価値のあるものだと思う」
─(会場のスクリーンには応援する)家族の映像も映っていた
「本当は会場で見てもらってメダルを取って、あさって息子が誕生日なんですが、先に誕生日プレゼントとして(メダルを)かけてあげたかった。それは家に帰ってからやりたいと思う」
─沖縄の夢としてもメダルの価値は大きい
「メダルは取れたので、もう1つの壁が金メダルになってくる。そこは僕自身が日々目指しつつ、沖縄で頑張っている高校生、中学生、ちびっ子たちにも夢を大きく与えられたのではないか」
写真:長田洋平/アフロスポーツ