「真の姿を見せる」2年ぶり夏の甲子園開幕
2年ぶりの開催となる夏の甲子園、第103回全国高等学校野球選手権大会が10日、阪神甲子園球場で開幕。開会式には出場する全49校が参加し、選手宣誓を務めた石川・小松大谷の木下仁緒主将は「夢の甲子園で高校球児の真の姿を見せる」と宣誓しました。
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第103回全国高等学校野球選手権大会が10日、阪神甲子園球場で開幕しました。2年ぶりの開催となる夏の甲子園は、9日に初日を迎える予定でしたが、台風9号の接近により10日に順延となっていました。
開会式は10日午前9時から行われ、出場する全49校が参加。入場行進はグラウンドを周回せず、外野の後方に整列してから内野に向け前進するのみとなりました。
そして選手宣誓の大役を石川県代表、小松大谷の主将・木下仁緒(にお)選手が務め「夢の甲子園で高校球児の真の姿を見せる」と力強く宣誓しました。
-以下、木下仁緒選手の選手宣誓全文
「2年ぶりの夏の甲子園。世界に広がる困難のために普段の生活ができなくなった人が多くいます。私たちの学校生活、部活動が2年前からまったく違ったものとなりました。1年前、甲子園という夢がなくなり泣き崩れる先輩たちの姿がありました。しかし、私たちはくじけませんでした。『思いを形に』この言葉を胸に自分の目指すべき道を定め、友の笑顔に励まされ、家族の深い愛情に包まれ、世界のアスリートから刺激を受け、一歩一歩歩んできました。人々に夢を追いかけることの素晴らしさを思い出してもらうために、気力、体力を尽くしたプレーでこの夢の甲子園で高校球児の真の姿を見せることを誓います」