G坂本猛打賞 金の勢いそのまま勝利貢献
13日、東京オリンピック期間中に中断していたプロ野球が再開し、セ・リーグ2位の巨人は、本拠地・東京ドームで4位中日と対戦。東京オリンピックで金メダルを獲得し、ベストナインにも選ばれた巨人のキャプテン・坂本勇人選手がいきなりの猛打賞を記録し、チームの勝利に貢献しました。
この日の試合前には、金メダルを獲得した坂本選手、またドミニカ共和国代表として銅メダルを獲得した巨人のメルセデス投手・サンチェス投手のセレモニーが行われ、原監督から花束を渡されました。また始球式には、柔道男子66キロ級で金メダルを獲得した阿部一二三選手が登場。坂本選手と金メダリスト同士、「おめでとうございます」とマウンド近くで笑顔で声を掛け合いました。
その坂本選手は2番ショートで先発出場すると、ランナー1塁の場面で回ってきた初回の第1打席、レフトへヒットを放ちチャンスを演出。すると、続く丸選手がタイムリーヒットを放ち、巨人が先制点を奪います。
続く第2・第3打席もレフトへヒットを放ち、猛打賞を記録すると、同点で迎えた8回の第4打席には、四球を選びここでも出塁。その後、4番岡本選手のレフトへのヒットの間に自ら生還し、勝ち越しのホームイン。この日は3打数3安打1四球1得点の活躍で、チームの勝利に貢献しました。
試合後には「チームが勝てたことが何よりも良かったです」と振り返った坂本選手。オリンピックを終えてチームに再合流した際には、元木大介ヘッドコーチから「チームより活躍していたな!後半戦もよろしく」と声をかけられ、オリンピック同様の活躍を期待されていましたが、まさに金メダルの勢いそのままの活躍でチームを牽引しました。
巨人が4-2で勝利した一方、首位阪神は敗れ、これで1ゲーム差に。逆転優勝へ、上々の後半戦再開となりました。