大谷超え Gビエイラ日本最速166キロ
13日、東京オリンピック期間中に中断していたプロ野球が再開し、巨人の守護神・ビエイラ投手が、日本球界最速となる166キロを記録しました。
本拠地・東京ドームで中日と対戦した巨人は、2点リードの9回、守護神のビエイラ投手がマウンドへ。先頭の高橋周平選手を三振に打ち取ると、続くA・マルティネス選手に投じた7球目。ファウルとなったストレートが166キロを記録。これまで現ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手、広島のコルニエル選手が記録していた165キロを超える、日本球界史上最速の166キロを記録しました。
ビエイラ投手は、その後A・マルティネス選手を三振に、続く堂上直倫選手をセンターフライに打ち取り、今季10セーブ目をあげて巨人の勝利に貢献しました。
この大記録にビエイラ投手は「粘られていたし、勝負のカウントだったので力を入れていたのは事実。まさかそこまで速いとは思わなかったし、最高にうれしいよ」と喜びのコメント。
アメリカ時代には、最速167キロを記録したことがあると話していたビエイラ選手。今年春のキャンプでは、「人間ですけど、限界はないと思っている」と記録更新を狙っていました。
そのために誰よりも熱心に練習に取り組み、宮本和知投手チーフコーチも「若手に1番見習って欲しいのはビエイラ」とその姿勢を評価するほど。勤勉な守護神が、その剛速球でチームを引っ張ります。