西武・渡邉勇太朗がプロ初先発初勝利
15日、メットライフドームで行われたプロ野球西武対楽天。西武の先発・プロ3年目の渡邉勇太朗投手(20)が1軍戦で初めて先発のマウンドに上がりました。
渡邉投手は浦和学院高校時代、チームを甲子園ベスト8に導くと、2019年度ドラフトでは西武に2位指名で入団。ここまで8試合に中継ぎ投手として登板していました。
その渡邉投手は「自分のボールを投げれば結果はついてくると信じて、マウンドに上がった」と、最速149キロのストレートに決め球のスプリットを織り交ぜながら、4回まで楽天打線をヒット2本、無失点の好投をみせます。
しかし続く5回。ヒットを2本打たれ1アウト・1、3塁のピンチを背負うと、楽天の小深田大翔選手にゴロを打たせるも、セカンドの送球が逸(そ)れ、1点を失います。
それでも続く2アウト・2塁のピンチで、楽天の鈴木大地選手を140キロのスプリットで空振り三振に仕留めました。
渡邉投手は5回76球1失点の好投でプロ初先発初勝利を挙げました。
試合後、渡邉投手は「初勝利がかかっていたので5回は絶対に投げ切るぞというつもりで上がりました。両親の前で初勝利を挙げられてよかった」と喜びを口にしました。
また、渡邉投手の投球について辻発彦監督は「インコースにしっかり投げられていたし、低めに投げられていてよかった。5回は最後しっかり腕を振って三振を取ったことは自信になると思う」とコメントしました。
試合は西武が楽天に10対2で勝利し、連敗を2で止めました。