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巨人・吉川 地元岐阜で感謝のホームラン

2021年8月31日 19:59
巨人・吉川 地元岐阜で感謝のホームラン

31日、プロ野球・巨人対ヤクルトが岐阜・長良川球場で行われ、1回裏に地元・岐阜出身の巨人・吉川尚輝選手が勝ち越しのホームランを放ちました。

セ・リーグ首位の巨人と、0.5ゲーム差で2位のヤクルトの首位攻防戦が行われるのは、2年ぶりにプロ野球が行われる岐阜県岐阜市の長良川球場。試合は初回から大きく動きました。

1回表、ヤクルトの2番・青木宣親選手が、巨人の先発メルセデス選手からソロホームランを放ち、ヤクルトが先制します。

するとその裏、巨人の先頭打者・丸佳浩選手が、新型コロナ感染による離脱から復帰したヤクルト・小川泰弘投手の初球を弾き返し、先頭打者ホームラン。すぐさま同点に追いつきます。

その後1アウトとなり、3番・吉川選手の打席。小川投手の投じた2球目、真ん中に入ってきたストレートを打ち返すと、打球は大きく伸びてバックスクリーン左へ。勝ち越しのホームランとなりました。

この一撃に場内は大盛り上がり。吉川選手も、「打ったのはまっすぐです。思い切って打ちにいきました。お客さんの拍手だったり応援がすごかったです。まだまだ援護したいです!」と興奮気味にコメントしました。

岐阜県羽島市出身の吉川選手は、岐阜・中京高から、同じく岐阜の中京学院大学に進み、2016年ドラフト1位で巨人に入団しました。ここ長良川球場は思い出の地で、「高校3年間、夏の予選で使わせてもらってましたし、大学もここがメイン球場で使わせてもらってました。思い出はたくさんあるんですけど…、高校野球ですかね。最後の試合がここで」。球場の景色も当時と同じ。さまざま思うことあると話します。

「プロに入って、こうやって高校・大学で使ってたグラウンドを使わせてもらうことってあまりないですし、ここでスカウトとか見に来てもらってプロになれた場所でもあるので、すごくうれしいです」とも語りました。

吉川選手が入団後、巨人は2度岐阜で試合を行っていますが、ケガなどでこの日が地元で初めての試合。試合前のインタビューでは、「全力プレーで感謝の気持ちを持ちながらやっていきたいなと思います」と話していましたが、初打席でまさに感謝のホームランを放ちました。