50歳杉浦佳子が今大会2つめの金メダル
◆3日、東京パラリンピック・大会11日目 自転車女子個人ロードレースC1-3(運動機能)、静岡・富士スピードウェイ
3日前のタイムトライアルで日本選手最年長の50歳で金メダリストとなった杉浦佳子選手が、女子個人ロードレースに出場しました。
13.2キロのコースを3周するレースで杉浦選手は序盤から先頭集団につけます。レース終盤、得意の登りでスパートをかけ、2位に16秒差をつけてフィニッシュ。杉浦選手は今大会2つめの金メダルを獲得し、3日前のタイムトライアルで自身がマークした日本選手の金メダル最年長記録を更新しました。
記者から「これで最年長記録ちょっとのびましたね」と言われ、「みなさん気をつかっていただいて、きょうは50歳と言わないことにしてくださっているんですね。お気づかいありがとうございます」と笑顔で返した杉浦選手。
そして今後の自転車競技の普及について、「自転車をちょっと好きと思ってくれる人が増えるとうれしいかなと思います。健康にもいいですし、それこそSDGsではないですけど、環境にもいいですし、パラスポーツをやりたいという方から障がい者のスポーツ協会に連絡が来ていると聞きまして、すごくうれしいです。自分を見てそう思ってくれる方がいたのであればそれは、自分は一番いい仕事ができたかな」と、話しました。
◇杉浦佳子選手の金メダル
8月31日 自転車・女子個人ロードタイムトライアルC1-3
9月 3日 自転車・女子個人ロードレースC1-3
写真:アフロスポーツ