藤井快 ボルダリングで初の世界一
◆スポーツクライミング世界選手権 男子ボルダリング決勝(現地19日、ロシア・モスクワ)
6人の選手が出場した決勝戦で、藤井快選手が圧倒的なパフォーマンスを披露し、初の世界一に輝きました。
藤井選手は他の選手が誰も成功できなかった第1課題を1回目のトライで完登。その後も安定した動きで残り3つの課題も危なげなくクリアしました。出場6選手のうち唯一4つの課題すべてを完登。自身初となる世界選手権優勝を成し遂げました。
決勝を終えて、藤井選手は「正直出来過ぎですね。思っていた以上に結果が出てしまった」と、驚きの気持ちを明かしました。
それでも「世界1位になったことは今まで無かったので、(この結果は)すごくモチベーションになりました。次もこのままこの調子で上がっていければいい」と、喜びを語りました。
また東京五輪代表の楢崎智亜選手は、第1課題こそ完登することができませんでしたが、最終課題を約1分で完登するなど、合計3つの課題をクリア。この種目での大会連覇は逃したものの、2位でフィニッシュし、日本勢がダブル表彰台となりました。
写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ
※写真は2021年5月のW杯