Bリーグ開幕戦 琉球が大逆転勝利
9月30日に沖縄アリーナで行われたBリーグ開幕戦、琉球ゴールデンキングス対アルバルク東京。試合は琉球ゴールデンキングスが63対62で大逆転勝利を収めました。バスケットボールアナリストの佐々木クリス氏に試合を振り返っていただきました。
佐々木氏は琉球ゴールデンキングスについて、「このゲームを逆転するのは難しいかと思うくらいに前半のショットが低調だったが、選手たちがディフェンスのアイデンティティーを信じ抜いて、やりきったところが大きな勝利のポイントだった」と話しました。
また後半に逆転を許してしまったアルバルク東京については、「素晴らしいディフェンスをしていたが、琉球のディフェンスに対して後半の攻撃が失速してしまった」と分析しました。
第4クオーター、アルバルク東京が半分以上の時間を無得点で終えてしまったことに関しては、「あれだけ長い時間無得点に終わることはバスケットのゲームでなかなかない。そういった意味では、アルバルク東京もまだ新チームとして完成しきっていない可能性があるのではないか」と話しました。
また9年ぶりに琉球に戻ってきた桶谷ヘッドコーチに対しては「西地区5連覇、さらに言えば今年こそはBリーグの頂点を期待されている中、開幕戦を勝利で手ごたえをつかんだのではないか」と語りました。
そしてこの試合を経て今シーズンの展望を改めて聞くと、「ディフェンディングチャンピオンの千葉ジェッツに関しては攻撃力に目が行きがちだが、琉球ゴールデンキングス、アルバルク東京と同じぐらいのディフェンスの強度も持っている。このディフェンス力の水準を突破できるチームが優勝へ一歩近づけるのではないか」と話しました。