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「これ以上望めないくらいの結果」錦織圭 1年8か月ぶり復帰戦V 世界ランキング492位へ

2023年6月19日 15:24
テニス ツアー下部大会・カリビアンオープン・男子シングルス決勝(日本時間19日、プエルトリコ・パルマスデルマール)

1年8か月ぶりの復帰戦に出場した錦織圭選手。5試合目となった決勝を6-2、7-5のストレート勝ちで制し、優勝を飾りました。

度重なるケガに苦しみ2021年10月の試合を最後にツアーから離脱していた錦織選手。かつて世界4位まで駆けあがったランキングでは圏外となっていましたが、この優勝で492位に復活しました。

決勝で世界ランク1118位のマイケル・ゼン選手(アメリカ)と対戦した錦織選手は、4試合を戦ってきた疲労を感じさせないプレーをみせます。第1セット第1ゲームからいきなりブレークに成功し、幸先の良いスタートを切ります。

第5ゲームでも、2本連続リターンエースを決めるなどブレークに成功。第1セットを6-2で先取します。

第2セット、再び第1ゲームでブレークチャンスを握ると、得意のドロップショットで相手の体勢を崩し、最後はスペースにボレーを決め、ブレークに成功します。しかし、第4ゲームでこの日初めてのブレークを許します。

連戦による疲労の色が見えてきた錦織選手でしたが、第5ゲームで2度目のブレーク、さらに第7ゲームでもブレークに成功します。

しかし「最後はちょっともたついて悪かった」と振り返ったように、第8ゲームでブレークバックされると、第10ゲームではチャンピオンシップポイントを握りながらもブレークを許しゲームカウント5-5と追いつかれます。

それでも錦織選手はゲームカウント6-5で迎えた第12ゲームで再び訪れたチャンピオンシップポイントを落ち着いてものにし、笑顔でガッツポーズ。カムバックとなる大会で優勝を飾りました。

試合後のインタビューでは、緊張で前に出られなかった場面を反省しながらも、「自分でも信じられないくらいいい結果が出た。きょうのレベルだったら本当にツアーでも戦えるんじゃないかなというくらい良かった」と驚きと喜びの表情を見せました。

錦織選手は、試合後、SNSで「Just saying Thank You!(ただありがとう)」と写真付きでの投稿、さらに元世界ランク1位のアンディ・マレー選手からの祝福コメントに「Thank you Andy!You are a big inspiration.」と返しています。