阪神・スアレス 満塁ピンチも村上斬り
◇セ・リーグ 阪神2-1ヤクルト(9日、明治神宮野球場)
優勝マジックを11としている首位ヤクルトと、3ゲーム差(8日終了時点)で追う2位阪神のセ・リーグ天王山、第2戦。阪神は初回、1アウト1、2塁のチャンスで4番・大山悠輔選手のタイムリーで1点を先制します。
3回、ヤクルトに同点に追いつかれますが、7回には島田海吏選手のタイムリーツーベースで2対1と勝ち越しに成功します。
しかし、阪神の最大のピンチは最終回に訪れます。リーグトップの38セーブを挙げている守護神・スアレス投手が2本のヒットとエラーで1アウト満塁の大ピンチを招きます。
それでも3番・山田哲人選手をセカンドフライに打ち取り2アウトとすると、打席にはリーグトップに並ぶ38本塁打の4番・村上宗隆選手を迎えます。
その初球、159キロのストレートで村上選手をピッチャーゴロに打ち取り試合終了。ピンチをしのいだスアレス投手は39セーブ目。天王山、第2戦は阪神が2対1で勝利。ヤクルトの連勝を「7」で止め、逆転優勝へ望みをつなぎました。