名古屋ベスト8敗退 ACL日本勢姿消す
◇アジアチャンピオンズリーグ2021準々決勝 浦項3-0名古屋(17日、韓国・全州ワールドカップスタジアム)
日本勢で唯一勝ち上がっている名古屋グランパスは、韓国の浦項スティーラーズと敵地で対戦しました。
名古屋は前半33分、FWシュヴィルツォク選手がディフェンスの裏に抜け出し、シュートまで持ち込みます。GKの逆をついたコースでしたが、ここはカバーに来た相手DFに防がれます。さらにセカンドボールにMF稲垣祥選手が反応しましたが、今度は相手GKにゴールラインギリギリで止められます。
0-0で迎えた後半8分、名古屋は浦項にコーナーキックを与えると、ゴール前のこぼれ球を押し込まれ、先制点を献上。さらに後半25分にも浦項に追加点を奪われる苦しい展開に。
1点を返したい名古屋は後半アディショナルタイム、最終ラインからのロングフィードに、途中出場のFW相馬勇紀選手が左足で強烈なシュートを放ちますが、惜しくも相手GKに阻まれます。
その後、浦項に試合を決定づけられる3点目を奪われた名古屋は、最後までネットを揺らすことができずに0-3で敗戦。12年ぶりのベスト4進出はならず。これで日本勢は全チーム敗退となりました。
試合後、中谷進之介選手は「色々な人の思いを背負って戦いに来たが残念な結果に終わってしまった。この大会に懸けていたのですごく悔しい。切り替えるのは難しいが、来年またこの舞台に立てるように頑張りたい」と悔しさをにじませました。
写真:Penta Press/アフロ