箱根駅伝7区区間賞の吉居駿恭が織田記念でラストスパート対決を制す「もう一度立て直してパリ目指す」
不調が続いたが圧巻のラストスパートで優勝を飾った吉居駿恭選手(中央大学)
日本グランプリシリーズグレード1の織田幹雄記念国際陸上競技大会が、4月29日に広島広域公園陸上競技場(ホットスタッフフィールド広島)で開催され、最終種目の男子5000メートルでは大学生ランナーが活躍を見せました。
ラスト1周の時点で、コスマス・ムワンギ選手(中国電力)を先頭に、優勝争いは6人に絞られましたが、その半数の3人が大学生でした。
激しいラストスパート対決を制したのは吉居駿恭選手(中央大学3年)でした。残り300メートルを切って先頭に躍り出ると、コスマス選手らを突き放して、真っ先にフィニッシュラインを駆け抜けました。去年9月にマークした自己ベスト(13分22秒01)には届かなかったものの、13分24秒06の好記録で走りました。
吉居選手は今年の箱根駅伝で7区区間賞と活躍。チームが、直前に体調不良者が続出したこともあって、まさかの13位と苦戦するなか、きっちりと結果を残しました。
その勢いのまま、目標に掲げるパリ五輪出場に向けて新シーズンに突入したいところでしたが、2月のアジア室内は3000m5位、4月13日の金栗記念の5000mは13分58秒58で21位と、ここまでなかなか納得のいくレースを見せられずにいました。
吉居選手は、「あまり良くない状況が続いていた。うまく走れていない。(練習は)“量”自体はしっかりとこなしているんですけど、まだまだというか、弱い練習しかできていない。苦しいシーズンになっている」と胸のうちを明かします。
今回の優勝も吉居選手にとっては会心のレースというわけではありませんでしたが、ようやく復調のきっかけをつかんだ様子でした。「今日を機にもう一度立て直して、パリを目指して強くなりたいと思います」と、五輪出場の目標を成し遂げるために、再スタートを切りました。
ラスト1周の時点で、コスマス・ムワンギ選手(中国電力)を先頭に、優勝争いは6人に絞られましたが、その半数の3人が大学生でした。
激しいラストスパート対決を制したのは吉居駿恭選手(中央大学3年)でした。残り300メートルを切って先頭に躍り出ると、コスマス選手らを突き放して、真っ先にフィニッシュラインを駆け抜けました。去年9月にマークした自己ベスト(13分22秒01)には届かなかったものの、13分24秒06の好記録で走りました。
吉居選手は今年の箱根駅伝で7区区間賞と活躍。チームが、直前に体調不良者が続出したこともあって、まさかの13位と苦戦するなか、きっちりと結果を残しました。
その勢いのまま、目標に掲げるパリ五輪出場に向けて新シーズンに突入したいところでしたが、2月のアジア室内は3000m5位、4月13日の金栗記念の5000mは13分58秒58で21位と、ここまでなかなか納得のいくレースを見せられずにいました。
吉居選手は、「あまり良くない状況が続いていた。うまく走れていない。(練習は)“量”自体はしっかりとこなしているんですけど、まだまだというか、弱い練習しかできていない。苦しいシーズンになっている」と胸のうちを明かします。
今回の優勝も吉居選手にとっては会心のレースというわけではありませんでしたが、ようやく復調のきっかけをつかんだ様子でした。「今日を機にもう一度立て直して、パリを目指して強くなりたいと思います」と、五輪出場の目標を成し遂げるために、再スタートを切りました。
優勝した吉居選手の他に、今年の箱根駅伝で2区を走った花岡寿哉選手(東海大学3年)が4位に入り、自己記録を一気に13秒も更新する13分28秒18の好記録をマークしました。5位の伊藤大志選手(早稲田大学4年)も13分28秒67で、自身初となる13分30秒切りを果たしました。
最終更新日:2024年10月18日 11:00