新体操・喜田 決勝進出「1番落ち着いて」
◇新体操 世界選手権・個人総合予選2日目(28日、福岡・北九州市)
東京五輪では僅差で予選敗退となった喜田純鈴(きた・すみれ)選手が、4種目の合計得点で競われる個人総合に出場しました。
今大会の個人総合予選は、4種目のうち上位3種目の合計得点が18位以内に入れば、30日に行われる決勝に進出が決まります。
前日の1日目にフープとボールの2種目を終え、暫定7位となった喜田選手。迎えた2日目、まずはリボンに出場すると、手具を投げながら2回以上の回転を行う「リスク」を成功させるなど、大きなミスなく演技を終了。東京五輪(21.200)を上回る21.475をマークします。
続くクラブでも安定した演技を見せ、24.400をマークした喜田選手。予選を終え、8位で決勝進出となりました。
試合後、喜田選手は「クラブはほとんど構成通りの内容でできたので、1番落ち着いて演技ができた。リボンもちょっと危ない所とか、リボンが絡みそうな所があったが、冷静に対処できた」と、演技を振り返りました。
東京五輪では果たせなかった個人総合の決勝進出については「もう欲張らずに自分ができることをやるだけだと思うので、1つ1つ冷静に演技していきたい」と話しました。
喜田選手は、30日の個人総合決勝に出場予定です。
写真:YUTAKA/アフロスポーツ