“おもしろいゴルフ”渋野日向子劇的優勝
◆国内女子ゴルフ 樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント最終日(31日、埼玉・武蔵丘GC)
渋野日向子選手がペ・ソンウ選手とのプレーオフを制し、今シーズン2勝目、ツアー通算6勝目を挙げました。
最終ラウンドの18番、2打差でペ・ソンウ選手を追う渋野選手は、イーグルパットを惜しくも外しますがバーディー。対するペ・ソンウ選手はパーパットを外し、通算9アンダーで並び、プレーオフに突入します。
18番ホールで行うプレーオフでは両選手が2オンに成功。迎えたイーグルパットで、先に打ったペ・ソンウ選手は決めることができず。そして渋野選手が落ち着いてイーグルパットを決め、ガッツポーズ。終盤での劇的な逆転で優勝を決めました。
渋野選手は、優勝会見で「プレーオフまで進めるとは思っていなかった。チャンスを生かすことができてよかったです。今年、アメリカツアーで何試合かやって“おもしろいゴルファー”になりたいと思っていた。今日みたいに見ている側からするとハラハラドキドキするような“おもしろいゴルフ”で勝つことができてうれしかったです」と振り返りました。
また、2年ぶりに母・伸子さんが見に来ていたことについて、「久しぶりに見に来てくれて優勝を見てもらえたのはうれしい。(2年前も)プレーオフで勝ったが、違う勝ち方であの頃とは違う自分を見てもらえた。母の前で優勝できて恩返しになったかな」と話しました。
写真:日刊スポーツ/アフロ