大分GK高木が躍動 PKで川崎敗り決勝へ
サッカー・天皇杯 準決勝 大分トリニータ 1(PK5-4)1 川崎フロンターレ(12日、等々力陸上競技場)
サッカーの日本一を決める天皇杯。観客収容率が100%での開催となり、1万7595人が集まった12日の準決勝で、J1王者で大会連覇を狙う川崎と大分が対戦しました。
試合は、2016年まで川崎に所属していた大分のゴールキーパー・高木駿選手が躍動します。
前半25分に川崎の脇坂泰斗選手、同27分に大島僚太選手と立て続けにシュートを打たれるも、高木選手が好セーブを連発。川崎に得点を許さず、前半を0-0で終えます。
後半もJ1の得点王で、MVPに輝いた川崎のレアンドロ・ダミアン選手を中心に攻め込まれますが、ディフェンス陣が必死の守備を見せ、0-0で試合は延長戦に。
延長後半8分。川崎の小林悠選手にゴールを許しますが、試合終了間際、エンリケ・トレヴィザン選手がヘディングでゴールネットを揺らし、土壇場で同点に追いつきます。試合は1-1で120分を終え、決着はPK戦にもつれます。
先攻の大分、1人目は下田北斗選手。シュートはポストに当たるも、川崎のGK・チョンソンリョン選手の背中に当たり、ゴールを決めます。これには大分の片野坂知宏監督はホッとした表情を見せました。
大分は2人目、長沢駿選手のシュートはポストに嫌われ失敗。川崎に有利な状況となります。しかし、迎えた川崎の2人目、山村和也選手のシュートを高木選手が見事なシュートストップを見せます。
その後、両チーム1本ずつ外して迎えた川崎の7人目、山根視来選手のシュートを高木選手が右手で止め、大分がPK戦5-4で川崎を敗り、天皇杯初の決勝進出を果たしました。
PK戦
大分 ○ × ○ ○ × ○ ○
川崎 ○ × ○ × ○ ○ ×
写真:YUTAKA/アフロスポーツ
※写真は3月のもの