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ロコ・ソラーレ 五輪世界最終予選で初黒星

2021年12月14日 11:26
ロコ・ソラーレ 五輪世界最終予選で初黒星

◇カーリング 北京五輪世界最終予選(現地13日、オランダ) 女子1次リーグ スコットランド8-5日本

全9チームが残り3枠の五輪出場権を争う北京五輪世界最終予選。平昌五輪銅メダルで、世界ランキング7位の女子日本代表(ロコ・ソラーレ)は、同8位のスコットランド代表に敗れ、4戦目で初黒星を喫しました。

日本は前半、第2エンドでスコットランドに2点を奪われると、直後の第3エンドではショットが乱れ、今大会初めて相手にスチールを許します。

それでも第4エンド、スキップ・藤澤五月選手が相手のナンバー1ストーンをはじく巧みなショットで2点を奪い返し反撃。

しかし直後の第5エンド、すぐさまスコットランドに2点を返されると、第7エンドでは3点を奪われ、大量リードを許す展開となります。

その後は、第8エンドで1点を加え、第9エンドでもスチールに成功しましたが、ここでコンシード(負けを認め相手に握手を求める行為)。5-8で敗れ、連勝は『3』でストップしました。

試合を振り返り、藤澤選手は「ここまでの大会になると、どこで勝とうが、どこで負けようが、出てくるチームはすごくいいチームなので負けることはある程度覚悟していた。どうしても攻めなきゃいけない展開になった時に、若干ミスが目立ってしまった」とコメント。

それでも「チームの雰囲気、コンディショニングは全然悪くない。いかに早くアイスを読んでショットに生かせるかという部分でやっぱりこの難しいアイスの状況になってくると、リードして相手に難しいショットをさせた方がアドバンテージが大きい。そういった試合を今まではできていたので、きょうの反省を踏まえてしっかり修正できたら」と、次なる戦いを見据えました。

4試合を終えて日本は通算3勝1敗で、全9チーム中暫定3位。次戦の第5戦は現地14日、世界ランキング14位のラトビア代表と対戦します。


写真:AFP/アフロ
※写真は左から吉田夕梨花選手、藤澤五月選手