カーリング日本女子 北京五輪出場決定
◇カーリング 北京五輪世界最終予選(17日、オランダ)
プレーオフ第1戦 日本8-5韓国
勝てば女子日本代表として北京五輪出場が決定するロコ・ソラーレは、平昌五輪銀メダルの韓国とプレーオフで対戦。試合は8-5で日本が勝利し、7大会連続の五輪出場が決定しました。
ロコ・ソラーレは2大会連続のメダルに挑戦します。試合終了の瞬間、北京五輪への切符をつかむと、抱き合って「やったー!」と喜びの声をあげたロコ・ソラーレ。
◆藤澤五月選手(スキップ)
「ほっとしました」と笑顔を見せたのは、スキップの藤澤五月選手。「正直言うと、プレッシャーや緊張感は9月の日本代表決定戦の方がすごかった。今大会は昨日のトルコ戦だけちょっと気持ち的に弱気になってしまって、負けてしまった。今日はやるだけやって、気持ちでは負けなかったのが良かったです。」と試合を振り返りました。
北京五輪に向けては、「もっともっといいパフォーマンスを全員で発揮できるように、頑張りたいと思います!日本の皆さん、たくさん応援ありがとうございました!」と満面の笑みで感謝の思いを伝えました。
◆吉田夕梨花選手(リード)
終始笑顔の藤澤選手と対照的だったのは、リードの吉田夕梨花選手。インタビューの序盤から目を潤ませ、五輪出場を決めた感想を問われると、「亮二さん(小野寺亮二コーチ)、J・D(ジェームス・ダグラス・リンドコーチ)ともう一度という思いと、人生を変えてまで私たちのチームに入ってきてくれた琴美ちゃん(リザーブ・石崎琴美選手)と一緒に五輪に行きたいという思いが強かったので。ようやく私たちが望んでいた舞台に戻れるなって、率直にうれしいです」と、涙を流しました。
◆石崎琴美選手(リザーブ)
去年9月にロコ・ソラーレに加入し、リザーブとしてチームを支えてきた石崎琴美選手は、「たくさん大変なこともあったが、みんなで乗り越えてつかんだ五輪。(2010年バンクーバー五輪以来)12年ぶりに選手として行けるなんて思っていなかった。4人に感謝したいと思います」とこちらも涙を拭いながら、感謝の思いを伝えました。
写真:アフロ