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前人未到の9連覇へ ENEOS決勝進出

2021年12月18日 20:54
前人未到の9連覇へ ENEOS決勝進出

◆第88回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会準決勝 ENEOS79-62トヨタ紡織

前人未到の大会9連覇を目指すENEOSは18日、皇后杯準決勝でトヨタ紡織と対戦。この試合で活躍を見せたのはENEOSのエースで身長193センチの渡嘉敷来夢選手でした。

渡嘉敷選手は、去年の皇后杯準々決勝で右膝前十字じん帯断裂の大けがを負いました。目標だった東京五輪には出場できませんでしたが、10月に行われたWリーグのシーズン開幕戦で見事復帰。再びコートに帰ってきました。

その渡嘉敷選手は前半。長身を生かしたゴール下の強さを見せ、この試合最初の得点を奪うと、さらにスリーポイントシュートも決めるなど前半だけで13得点。後半になっても、速攻の最前線を走って得点を奪うなど、けがの影響を感じさせないプレーを見せます。

さらに東京五輪の銀メダルメンバー、林咲希選手のスリーポイントシュートをアシストするなど攻撃の起点となった渡嘉敷選手。両チームトップの21得点、さらに3アシスト、5リバウンドの活躍でチームを79-62と勝利に導きました。

決勝へ駒を進めたENEOSは前人未到の9連覇をかけ、準決勝のもう1試合、デンソー対富士通の勝者と19日に戦います。

試合後、渡嘉敷選手は「この大会には特別な思い入れがあります。明日勝たないと何の意味もないので、まだその気持ちは語らず心にしまっておきます。勝ったときに皆さんに言えたらなと思っています」とコメントしました。

写真:日刊スポーツ/アフロ
写真は12月15日のもの