大学のスタジアム規模や年俸はプロと同等
アメリカンフットボール最高峰のNFLはもちろんのこと、カレッジフットボールも全米では人気が高く、スタジアムの収容人数やヘッドコーチの年俸もプロに匹敵します。
例えば、スタジアムの収容人数で10万人を超えるのがミシガン大学(10万7601)を筆頭に7校。24大学が7万人以上を収容できるスタジアムを持ちます。日本の新国立競技場が6万8000人収容だからその凄さが分かると思います。
そして、コーチの年俸もけた違い。2021年11月16日付のUSA TODAY電子版によれば、21人のコーチが500万ドル(約5億7000万円)を超えているそうです。
トップはアラバマ大のニック・セイバンで、975万3221ドル(約11億円)と破格の待遇。NBCスポーツ電子版によれば、NFLトップのビル・ベリチックが1250万ドル(約14億2000万円)だから、プロともそん色ありません。ちなみに、セイバンはNFLだと4番目の高給取りになります。
また、BIG-10とSECに属する計28人の指揮官は、全員が400万ドル以上の年俸を手にしています。15年前に300万ドルを超えていたヘッドコーチはわずか一人だったことから、近年のカレッジ人気の高さがうかがえます。
実力、人気、スタジアムなど日本とはすべてがけた違いのカレッジフットボール。特にCFPセミファイナルのコットンボウル(アラバマ大学対シンシナティ大学)とオレンジボウル(ミシガン大学対ジョージア大学)、勝者同士が全米王者をかけて争うCFPナショナルチャンピオンシップは全米が注目するゲーム。この3試合にローズボウル、シュガーボウルを加えた「プレーオフ最強の5試合」が行われる年始。プロにも匹敵する全米人気スポーツから目が離せません。
写真:アフロ