「とにかく今はスピード強化」田中希実 得意のスパートで800m優勝
800mで優勝の田中希実選手
◇第71回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会3日目(24日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場)
実業団の日本一を決める、陸上・全日本実業団。今年の世界選手権で1500mと5000mに出場した田中希実選手が、今大会は800mに出場しました。
今年、5000mが好調な田中選手は、日本記録を2度更新。9月、世界のトップ選手で競うダイヤモンドリーグでは、アジア記録にあと約1秒にせまる、14分29秒18の特大日本新記録をマークし、3位に入っています。
田中選手が今大会出場した800mは、スピードに加え、瞬発力や持久力も求められるハードな種目。10月にラトビアで開催される、世界ロードランニング選手権・1マイルを見据え、「とにかく今はスピード強化」との目的で、出場を決めたといいます。
最初の1周は中盤につけ、様子をうかがいながら、徐々にペースアップ。残り300mでトップに出ると、残り200mで得意のスパート。800mをメイン種目としている選手たちに勝ち切り、2分3秒98のシーズンベストで優勝を決めました。
レース後「800mの選手のスピードについていけるような仕上がりではなかったので、1周目はそこまで飛ばさずに様子を見ながらいって、2周目でいつものラストスパートを意識した。その中で800mの選手に勝てたのはすごく自信になる展開だった」と自信をのぞかせました。
来年のパリ五輪に向けて、得意の1500mと今季好調な5000mの2種目での出場を考えているという田中選手。800mは1500mと5000mの2種目に取り組むためにも、大切な種目だといい、「800mでまずは2分を切るような力をつけていかないと、1500mで、入りから余裕を持って入れなかったり、5000mはラスト2周の(ペースの)上がりにも対応できなかったりすると思うので、やっぱり800mのスピードと持久力っていうのはカギになってくるかなと思うので、これからもコンスタントに取り組んでいきたい」と、今後も3種目に取り組んでいくことを明かしました。
◇女子800mタイムレース決勝結果
1位 田中希実 2:03.98
2位 川田朱夏 2:06.50
3位 山田はな 2:06.59
実業団の日本一を決める、陸上・全日本実業団。今年の世界選手権で1500mと5000mに出場した田中希実選手が、今大会は800mに出場しました。
今年、5000mが好調な田中選手は、日本記録を2度更新。9月、世界のトップ選手で競うダイヤモンドリーグでは、アジア記録にあと約1秒にせまる、14分29秒18の特大日本新記録をマークし、3位に入っています。
田中選手が今大会出場した800mは、スピードに加え、瞬発力や持久力も求められるハードな種目。10月にラトビアで開催される、世界ロードランニング選手権・1マイルを見据え、「とにかく今はスピード強化」との目的で、出場を決めたといいます。
最初の1周は中盤につけ、様子をうかがいながら、徐々にペースアップ。残り300mでトップに出ると、残り200mで得意のスパート。800mをメイン種目としている選手たちに勝ち切り、2分3秒98のシーズンベストで優勝を決めました。
レース後「800mの選手のスピードについていけるような仕上がりではなかったので、1周目はそこまで飛ばさずに様子を見ながらいって、2周目でいつものラストスパートを意識した。その中で800mの選手に勝てたのはすごく自信になる展開だった」と自信をのぞかせました。
来年のパリ五輪に向けて、得意の1500mと今季好調な5000mの2種目での出場を考えているという田中選手。800mは1500mと5000mの2種目に取り組むためにも、大切な種目だといい、「800mでまずは2分を切るような力をつけていかないと、1500mで、入りから余裕を持って入れなかったり、5000mはラスト2周の(ペースの)上がりにも対応できなかったりすると思うので、やっぱり800mのスピードと持久力っていうのはカギになってくるかなと思うので、これからもコンスタントに取り組んでいきたい」と、今後も3種目に取り組んでいくことを明かしました。
◇女子800mタイムレース決勝結果
1位 田中希実 2:03.98
2位 川田朱夏 2:06.50
3位 山田はな 2:06.59