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満塁は「打てる気がします」”恐怖の8番”木浪聖也が日本シリーズ王手のサヨナラ打

2023年10月20日 10:00
満塁は「打てる気がします」”恐怖の8番”木浪聖也が日本シリーズ王手のサヨナラ打
サヨナラ安打の阪神・木浪聖也選手(写真:時事)
プロ野球セ・リーグ クライマックスシリーズファイナルステージ第2戦 阪神2×-1広島(19日、甲子園球場)

本拠地甲子園を大きく盛り上げたのは、1-1で迎えた阪神9回の攻撃。広島・栗林良吏投手から大山悠輔選手の2塁打、ノイジー選手が申告敬遠、そして坂本誠志郎選手の四球で2アウト満塁のチャンス。一打出ればサヨナラの場面で、バッターは8番木浪聖也選手。

「前の坂本(誠志郎)さんがフォアボールで出てくれて、『任せたぞ』という合図を出してくれたので、なんとかここで決めようと思いました」と話した木浪選手。しかし広島・栗林良吏投手の初球を見逃すと、高めのボール球に手を出し、2球で追い込まれる展開。「やばいな」と思ったという木浪選手ですが、ここからファウルで粘り食らいつきます。

そして6球目、高めのフォークを打つと、打球は一、二塁間を抜けてサヨナラタイムリー安打。「よっしゃーと思いました」と、抜けた瞬間に喜び爆発。日本シリーズ進出に王手をかける、大きな一打となりました。

今季の満塁時での打率が.444(18打数8安打)とめっぽう強いデータを残した木浪選手。満塁に強いのではないかと問いかけられると「そうですね。打てる気がします」と自信をのぞかせました。

最後には「本当に守っていて最高の投手陣ですし、なんとか野手で今日は助けられたので、明日も野手で助けて、ピッチャーを楽に投げさせたいと思います。明日(日本シリーズ進出が)決まりますけど、とにかく自分たちの野球をしっかりやって。足の震える応援よろしくお願いします!」と、投手陣、ファンへ力強いコメントをしています。

阪神はこれでアドバンテージの1勝と合わせて、CSファイナルステージ3勝目。第3戦は引き分け以上で、日本シリーズ進出が決まります。