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1月に選手登録したばかりで初先発 バレーNEC中川つかさ「中でプレーするのは全然違う景色」 多彩な攻撃見せるも敗戦

2023年1月29日 19:42
1月に選手登録したばかりで初先発 バレーNEC中川つかさ「中でプレーするのは全然違う景色」 多彩な攻撃見せるも敗戦
NECレッドロケッツ 中川つかさ選手
Vリーグ ディビジョン1女子 久光3-2NEC(29日、大田区体育館)

リーグ3位のNECレッドロケッツ対4位の久光スプリングスの一戦で、NECの中川つかさ選手がVリーグ初先発を果たします。

中川選手は、昨年末に内定が発表され東海大学からNECに新加入した22歳のセッター。
1月4日に選手登録されたばかりですが、レギュラーシーズン上位4チームが進めるファイナルシーズンへ向け大事な試合で先発に起用されます。

しかし、第1セット「プレーが始まると緊張することはなかったが、その前(試合前)は初めてだったので少し緊張することはありました」と振り返った中川選手は、トスがやや乱れることもあり、相手のブロックにつかまるなど、15-25で落としてしまいます。

すると第2セットが始まる前、岡本陽コーチから「コンビパターンとしてはよかったと言ってくれたので、相手のブロックシステムはあるけど、自分のあげるところを決めて、思いっきりトスあげるよう」とアドバイスをもらうと、思いっきったプレーで得点をアシストしていきます。

途中出場の廣田あい選手や、エース古賀紗理那選手にボールを集め30-28の接戦を制します。

さらにトスワークだけでなく、相手のエース、ファンヘッケ・リセ選手の強烈なスパイクを体いっぱい使ってボールをあげるなど、ディフェンス面でも貢献します。

試合はフルセットの末敗れましたが、初のスタメン起用でしっかりと存在感を見せました。

試合後「ユニホームを着てコートに立つ責任をすごくあると感じた。外から見ているのと中でプレーするのは全然違う景色があった」とベンチで見ていたときの違いを話すと
「どの場面で出ても自分の持ち味や、いいスパイカーがそろっているので、その持ち味を発揮できるように、これからやっていきたい」と今後の課題についても話しました。