【ボクシング】井上尚弥が計量一発パス 対峙したタパレスを早速分析「減量が楽ではないのかな」 史上2人目の大偉業へ26日決戦
プロボクシングで史上2人目となる“2階級4団体制覇”を目指す井上尚弥選手。決戦を翌日に控えた25日、横浜市内のホテルで公開計量を行いました。
先に計量に臨んだ井上選手は見事に鍛え抜かれた肉体を披露。スーパーバンタム級上限(55.34キロ)を100グラム以上下回り、一発パス。対するWBA・IBF統一王者のマーロン・タパレス選手も55.0キロで一発パス、歴史的一戦が正式に成立しました。
計量後の写真撮影では約6秒間のフェイスオフを行った両者。フェイスオフを終えると井上選手からタパレス選手に握手を求めるなど、井上選手の人柄が垣間見えました。
計量を終えた井上選手は報道陣の取材に応じ、「バッチリです」と自身の仕上がりについて一言。「前回はスーパーバンタム級で(体を)作る過程で『こうしたらいい、ああしたらいい』というのを試合後に話していた。そこはもっとプラスに、よく仕上げることができた」と万全の態勢であることを明かしました。
「フェイスオフを長くやっても仕方がない。しっかりタパレスの表情を見れた」と握手をした心境を語った井上選手。
「(タパレス選手は)昨日(の会見)よりも一段と体を絞ったな感じはありました。減量が楽ではないのかなという感じに見えました。ただアンダーでしっかり仕上げてきたので、この後のリカバリーをお互いどうしていくか、明日の大きな差になってくる」と既に試合に向けた戦いが始まっている様子。
「(リカバリーをして)前回は60.1キロ。それぐらいでリングに上がろうかなと思っている」と当日までのリカバリープランを明かしました。
世界のボクシングファンが注目する井上選手。史上2人目の快挙へ、26日に決戦のリングに上がります。