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「特別な試合になりました」巨人・ケラー 移籍後初の勝利に初の回またぎ 古巣阪神から大きな1勝

2024年9月24日 6:32
「特別な試合になりました」巨人・ケラー 移籍後初の勝利に初の回またぎ 古巣阪神から大きな1勝
巨人・ケラー投手
プロ野球セ・リーグ 巨人1ー0阪神(23日、甲子園球場)

0-0で迎えた6回、巨人のマウンドに上がったのはケラー投手。4番の大山悠輔選手にレフトへの2塁打を放たれます。しかし、続く5番の佐藤輝明選手を155キロのまっすぐでセンターフライに仕留めると、続く代打の前川右京選手も全球まっすぐで押し、センターフライに。2塁ランナーの大山選手は動けません。

2アウトとなったところで、梅野隆太郎選手をサードゴロに打ち取ると、甲子園からは大きなため息が漏れました。7回、味方が相手の先発、高橋遥人投手相手に連打で1得点。1アウトになったあたりで、ベンチ前でキャッチボールを始めました。今季初の回またぎ登板でした。

すでに試合前に1イニング以上行く可能性があると言われていたケラー投手。「あんまり先のことを考えずに2回と考えずに目の前のバッターという意識で投げました」と語りました。7回は“くせ者”木浪聖也選手からの打順でしたが、3者凡退。その後をバルドナード投手、大勢投手が締め、ケラー投手が移籍後初勝利をあげました。

「大事な試合で巨人としての初勝利をあげることになって特別な試合になりました。在籍していたチームに勝ったことは特別なこと。ピッチャーがそれぞれ仕事をしたし、坂本(勇人)選手も仕事をしたし、特別な試合になりました」と語ったケラー投手。今季はこれまでに49試合に登板し、1勝2敗19ホールド1セーブ、防御率は1.64という数字を残しています。