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「いつも以上に大きく見えました」戸上隼輔が語る仲間への信頼 チームはメダルをかけた中国戦に挑む

2024年2月22日 18:00
「いつも以上に大きく見えました」戸上隼輔が語る仲間への信頼 チームはメダルをかけた中国戦に挑む
左から松島輝空選手、篠塚大登選手、田勢邦史男子監督、田中佑汰選手、張本智和選手、戸上隼輔選手(写真:YUTAKA/アフスポーツ)
卓球・世界選手権団体戦(16~25日、韓国・釜山)

体調不良から復帰した卓球男子日本代表の戸上隼輔選手が、仲間への信頼を語りました。

世界選手権団体戦を戦う日本は、21日の決勝トーナメント2回戦でオーストリアを3-0で撃破。大会ベスト8に入ったことにより、パリ五輪出場権を獲得しました。

インフルエンザのため、今大会ここまで欠場が続いていた戸上選手は、この日からベンチ入り。試合後、胸の内を明かしました。

現在の状態について、「かなり回復もして、復活もしている状態なので、良い状態です。ただ、隔離期間中、体重だったり筋肉量っていうのがかなり落ちてしまって、戻すのにもう1週間くらいかかる感じです」と話しました。

張本智和選手とダブルエースとして期待された今大会。仲間たちの戦いぶりには「正直いえば、自分が出てチームに貢献して、(パリへの切符を)獲得したかった」と率直な思いを述べながら、「他のメンバー4人が頑張ってくれて、日本代表としての重圧を背負って戦ってくれたので、感謝しかありません」と思いを込めます。続けて、「改めて誇りだなと思いました。みんながいつも以上に大きく見えましたし、ライバルですけど、良いチームメイトだなと感じました」と語りました。

勝てば2大会連続のメダルが決まる準々決勝は、大会10連覇をしている強豪・中国と対戦。前回大会は準決勝で当たり、敗れました。

ここまでチーム最多勝で、5戦5勝と引っ張る張本選手は、「(戸上選手は)まだプレーはまだ出られないかもしれないが、ベンチから水を渡してくれたり、声をかけてくれたりするだけで心強い。全員そろって(中国戦を)戦いたい」とコメント。

篠塚大登選手は「自分が出られなくて悔しいと思う。自分たちが活躍して戸上くんにも喜んでもらいたい」と話し、チーム最年少16歳の松島輝空選手は「本当に出たいと思うし、悔しいと思う。その分、自分たちがチームに貢献して頑張りたい」と決戦へ向けてぞれぞれの思いを口にしました。
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