◇第97回選抜高校野球 4日目 (21日、甲子園球場)

第1試合は、21世紀枠の初出場・横浜清陵(神奈川)と3年ぶり23回目の出場となる実力校・広島商(広島)の対戦。

広島商が初回から2点を先制します。3回表には横浜清陵が1アウト1、3塁のチャンスでスクイズを決め1点を返すも、広島商打線は猛攻止まらず。相手のエラーも絡み得点を重ねた広島商はこの日、11安打10得点で快勝しました。

第2試合の対戦は、8年ぶり2回目の出場・至学館(愛知)と春夏通して初出場となったエナジックスポーツ(沖縄)。

先制に成功したのはエナジックスポーツ。2回、1アウト満塁の好機をつかむと久高颯投手(3年)の犠牲フライで1点を先制します。3回にもタイムリーで得点を追加すると、7回には打線が躍動。砂川誠吾選手(3年)、伊佐英太選手(3年)、久高投手のタイムリーで一挙6得点をあげました。この試合3打点の活躍を見せた久高投手は、投げては9回135球無失点の好投で相手打線を完封。エナジックスポーツが初出場で甲子園初勝利を挙げました。

第3試合は初出場・千葉黎明(千葉)と2年ぶり16回目の出場となる智弁和歌山(和歌山)が対戦。

智弁和歌山は初回、2アウト1、3塁から荒井優聖選手(2年)、山田凜虎選手(2年)の2者連続タイムリーで3点を先制します。6回以降も得点を重ねる中、投げては渡辺颯人投手(3年)が圧巻のピッチングを披露。相手打線を封じ続け、9回90球、被安打4、5奪三振、無失点でマダックスを達成しました。

大会5日目は2024年夏の甲子園に9年ぶりに出場した早稲田実(東京)と高松商(香川)が対戦。また、大会初出場の浦和実(埼玉)も登場します。

▽大会日程
〈1日目〉
二松学舎大付(東京)　3-2　柳ケ浦(大分)
花巻東(岩手)　10-2　米子松蔭(鳥取)
健大高崎(群馬)　3-1　明徳義塾(高知)

〈2日目〉
敦賀気比(福井)　15-0　滋賀短大付(滋賀)
横浜(神奈川)　4-2　市和歌山(和歌山)
沖縄尚学(沖縄)　6-3　青森山田(青森)

〈3日目〉
西日本短大付(福岡)　6-0　大垣日大(岐阜)
山梨学院(山梨)　5-1　天理(奈良)
東洋大姫路(兵庫)　7-2　壱岐(長崎・21世紀枠)

〈4日目〉
広島商(広島)　10-2　横浜清陵(神奈川・21世紀枠)
エナジックスポーツ(沖縄)　8-0　至学館(愛知)
智弁和歌山(和歌山)　6-0　千葉黎明(千葉)

〈5日目〉
早稲田実(東京)　-　高松商(香川)
聖光学院(福島)　-　常葉大菊川(静岡)
滋賀学園(滋賀)　-　浦和実(埼玉)

〈6日目〉
日本航空石川(石川)　-　東海大札幌(北海道)
二松学舎大付(東京)　-　花巻東(岩手)
健大高崎(群馬)　-　敦賀気比(福井)