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ヴィニシウスのインスタ 24時間で100万人フォロワー増 試合での人種差別の実態についてつづる

2023年5月24日 6:45
ヴィニシウスのインスタ 24時間で100万人フォロワー増 試合での人種差別の実態についてつづる
人種差別的な言葉をかけられ反応するヴィニシウス選手(写真:AP/アフロ)
スペインのサッカー、ラ・リーガのレアル・マドリードに所属するヴィニシウス選手が、21日のバレンシア戦で人種差別行為を受けたことについて自身のインスタグラムを更新しました。

「これが初めてのことでもない。2回目でもない、3回目でもない。ラ・リーガでは人種差別は日常茶飯事です」などと心境をつづったヴィニシウス選手。21日の試合では、観客から人種差別的なチャントがヴィニシウス選手に送られたことをバレンシア側も認めていて、その観客を生涯出入り禁止の処分にすることなどを検討しているということです。

「ロナウジーニョ、ロナウドやクリスティアーノ、メッシのものだったリーグはいまや人種差別のものとなった。私の国、ブラジルではスペインは人種差別者の国だと有名になった」と悲しい胸の内を共有しましたが、「僕は強くありたい。この人種差別に終止符を打つために進む。たとえその道が遠くても」と締めくくりました。

海外メディアによりますと、この投稿を受けて、ヴィニシウス選手のフォロワーは24時間で100万人以上増えたということです。人々がヴィニシウス選手の戦いに賛同し、心を寄せた証拠だとしています。また、ヴィニシウス選手の母国、ブラジルではキリストの像がヴィニシウス選手へのサポートを表すためにライトアップされました。

▽ヴィニシウス選手のインスタグラムより

これが初めてのことでもない。2回目でもない、3回目でもない。ラ・リーガでは人種差別は日常茶飯事です。みんなそれが普通のことだと思っているし、サッカー連盟もそう。相手チームもそれを止めることはない。残念だと思う。

ロナウジーニョ、ロナウドやクリスティアーノ、メッシが支配していたリーグはいまや人種差別に支配されている。素晴らしいこの国(スペイン)は僕を歓迎してくれたし、僕もこの国を愛している。しかし、人種差別の印象を世界に押し出していることは否めない。僕に賛同しないスペインの人には悪いと思うが、ブラジルではスペインは人種差別の国だと有名になった。

毎週のように起こる事案に対し、僕は自分を守るすべはない。でも、僕は強くありたい。この人種差別に終止符を打つために進む。たとえその道が遠くても。

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