「これが2023年の野球だ!」 9回サヨナラのチャンスに打者の時間切れ ピッチクロックルール初適用
MLBで導入されたピッチクロック(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
◇MLBオープン戦 アトランタ・ブレーブスーレッドソックス(現地25日、フロリダ州)
試合のテンポを速めるために、今季からメジャーリーグで導入されたピッチクロックルール。ピッチャーの投球間の時間制限がよく取り上げられていますが、実はキャッチャーや打者にも時間制限があるんです。
ランナーなしの場合、ピッチャーは15秒以内に、ランナーありの場合は20秒以内に次の投球を行う必要があります。また、キャッチャーも残り9秒までに、打席の後ろにいる必要があります。これらの時間制限が守られなかった場合は、自動的に1ボールが宣告されます。
一方、打者については、残り8秒までに打席に入って、構えていなければいけません。構えていない場合は自動的に1ストライクが取られることになっています。
今回、このルールが初めて適用されたのは、これ以上ないほどのドラマチックな状況でした。9回裏、6-6の同点、2アウト満塁、さらにカウントは3-2のフルカウント。打席にはブレーブスのカル・コンリー選手。キャッチャーが時間内に準備できていなかったとして、自動的に1ボールが自分に与えられた=四球でサヨナラ勝ちだと思い、1塁に歩いて行きます。
しかし、そこへ球審がアウトの宣告。驚いた顔で「僕?」というように自分を指さした後に、天を仰ぎます。
これにはファンからもブーイングが。現地の実況アナウンサーも「なんだなんだ?3ストライクをコールしたよ!大混乱だ!」と、思わず叫びます。
「9回裏、2アウト満塁フルカウントの場面で、自動ストライクがコールされました!これが2023年の野球だ!」と続けた実況アナウンサー。この一連の映像がSNS上で拡散されると、ファンからは「こんな野球みたくない」、「こんなルールいらない」という声があがりました。
コンリー選手は、キャッチャーが時間内に構えていなかったと主張していましたが、キャッチャーは構えていなくても、とにかく打席の後ろにいれば、ピッチクロックルールを守ったことになります。地元メディアによりますと、メジャーリーグ側は「今回の審判の判断は正しかった」と話しているということです。
試合のテンポを速めるために、今季からメジャーリーグで導入されたピッチクロックルール。ピッチャーの投球間の時間制限がよく取り上げられていますが、実はキャッチャーや打者にも時間制限があるんです。
ランナーなしの場合、ピッチャーは15秒以内に、ランナーありの場合は20秒以内に次の投球を行う必要があります。また、キャッチャーも残り9秒までに、打席の後ろにいる必要があります。これらの時間制限が守られなかった場合は、自動的に1ボールが宣告されます。
一方、打者については、残り8秒までに打席に入って、構えていなければいけません。構えていない場合は自動的に1ストライクが取られることになっています。
今回、このルールが初めて適用されたのは、これ以上ないほどのドラマチックな状況でした。9回裏、6-6の同点、2アウト満塁、さらにカウントは3-2のフルカウント。打席にはブレーブスのカル・コンリー選手。キャッチャーが時間内に準備できていなかったとして、自動的に1ボールが自分に与えられた=四球でサヨナラ勝ちだと思い、1塁に歩いて行きます。
しかし、そこへ球審がアウトの宣告。驚いた顔で「僕?」というように自分を指さした後に、天を仰ぎます。
これにはファンからもブーイングが。現地の実況アナウンサーも「なんだなんだ?3ストライクをコールしたよ!大混乱だ!」と、思わず叫びます。
「9回裏、2アウト満塁フルカウントの場面で、自動ストライクがコールされました!これが2023年の野球だ!」と続けた実況アナウンサー。この一連の映像がSNS上で拡散されると、ファンからは「こんな野球みたくない」、「こんなルールいらない」という声があがりました。
コンリー選手は、キャッチャーが時間内に構えていなかったと主張していましたが、キャッチャーは構えていなくても、とにかく打席の後ろにいれば、ピッチクロックルールを守ったことになります。地元メディアによりますと、メジャーリーグ側は「今回の審判の判断は正しかった」と話しているということです。