野球殿堂博物館で行われた殿堂入り通知式に出席した黒田博樹さんが18日、MLBで活躍する大谷翔平選手らへエールを送りました。

広島だけでなく、ドジャースやヤンキースでも活躍し、日米通算203勝を挙げた黒田さん。

今オフにFAで10年7億ドル(約1015億円)の超大型契約でドジャース入りした大谷選手について「契約内容も含め、すごい契約をしたんだなと。ドジャースは私がいた球団なので、日本人スタッフとかいろいろ、スカウトの方々とも交流があります。そういう人たちが非常に喜んでいたというのがすごく良かった」と話しました。

また大谷選手個人に向けては、「僕が言える立場ではないが、アメリカの中でもトッププレーヤーになってしまったので、日本の代表として彼もたくさんの物を背負ってグラウンドに立っていると思う。日本からアメリカに行く選手に少しでも勇気をあげられるように頑張ってほしい」とエールを送りました。

また12年3億2500万ドル(約460億円)の超大型契約でドジャースに入団した山本由伸投手について「大谷選手は今季マウンドに上がるのは難しいと思いますが、投手としてのアドバイスを聞けるのは非常に大きいと思います」とコメントしました。

山本投手の他にもDeNAの今永昇太投手がカブスと、楽天の松井裕樹投手がパドレスと契約を結ぶなど、多くの日本選手がMLBで高い評価を受けていることについても「いちメジャーリーグを経験したピッチャーからすると非常にうれしいです。彼らが次の世代のためにアメリカで頑張らないといけないと思いますし、そういう気持ちでやれば、おのずといい成績を残してくれるんじゃないかと思っています」と激励しました。