バレーボール女子元日本代表の栗原恵さんが、バレーボール男子日本代表キャプテン・石川祐希選手の変幻自在なスパイクについて話しました。

現在バレーボールネーションズリーグで6勝3敗の6位につく日本（世界ランキング6位）。

アテネ五輪、北京五輪に日本代表のエースとして出場した栗原さんは、9日放送の日本テレビ『Going！Sports＆News』内でバレーボール男子日本代表のパリ五輪メダルを確信したという衝撃のプレーベスト３のひとつを紹介しました。

栗原さんが挙げたのは、「石川選手のロールショット」。石川選手はセリエAで活躍中の日本のエース。9季目となる今季はミラノでプレーし、チーム史上初のセリエA3位に貢献しました。来季からはセリエA覇者・ペルージャでプレーすることが決まっています。

栗原さんが衝撃を受けたのは、日本で行われたドイツとの第6戦での1シーン。石川選手がボールにドライブ回転をかけて相手ブロックとレシーバーの間に落とす「ロールショット」と呼ばれるアタックを決めた場面です。

このシーンのすごさについて栗原さんは「前のプレーですごくいい形（強打のスパイク）で得点を取っている。相手はもう1回石川選手に上がったら強打に対して構える。アタッカーの心理としては私だったら（強打を）打ちたくなるところをロールショットで冷静に落とした。局面の駆け引きを楽しんでいるように見える。すごいなという言葉が出ました。石川選手のこのプレーでパリ五輪のメダルを確信しました」と大絶賛しました。

(6月9日放送の日本テレビ『Going！Sports＆News』を再構成)