東京マラソン財団は17日、マラソンの日本記録保持者である鈴木健吾選手（富士通）が故障のため欠場すると発表しました。

鈴木選手が所属する富士通は「マラソンに向けて順調に練習に取り組み、特に先月以降は合宿での走り込みなどを行ってきましたが、今月に入り、右脚股関節に軽い痛みがでてきたため、大事をとって欠場することといたしました」と欠場の理由を説明。

鈴木選手は2021年の2月28に行われたびわ湖毎日マラソンで2時間4分56秒の日本新記録を樹立。

今大会ではマラソンの前日本記録保持者である大迫傑選手も出場を発表しており、新旧日本記録保持者対決が期待されていましたが、実現とはなりませんでした。

鈴木選手は「前回大会以来、1年ぶりのマラソンとなる東京マラソン2023に向けて準備を進めてきました。軽い練習を行うには問題ありませんが、今後10月に行われるパリ2024オリンピックの代表選考レースであるマラソングランドチャンピオンシップ（MGC）に向け、重大な故障につながるリスクを避けるため、欠場することといたしました」「期待していただいていた皆様には大変申し訳ありません。MGCでは万全の体調で臨めるよう、引き続き練習を重ねていきたいと思います。今後もご支援・ご声援をよろしくお願いいたします」とコメントしました。