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大谷翔平の打撃フォーム「ちょっと参考にしています」投手・中川颯が“野手顔負け”の初ホームラン 

2024年5月19日 9:53
大谷翔平の打撃フォーム「ちょっと参考にしています」投手・中川颯が“野手顔負け”の初ホームラン 
DeNA中川颯投手のHR後にデスターシャ
プロ野球セ・リーグ DeNA3-2中日(18日、横浜スタジアム)

中日に連勝したDeNAの勝利の立役者は、先発のアンダースロー中川颯投手。投げては、6回2失点の好投、そして打撃では、豪快な一発でプロ初ホームランを記録し、投打でチームをけん引しました。

前回登板11日の阪神戦では、強風にも苦しめられ3回9失点。

「前回は本当に情けないピッチングをしてしまい、この1週間はしんどかった。過去の打たれた動画をずっと見ていて、修正点を探していました」

配球やフォームをもう1度見つめ直したという1週間。雪辱のマウンドで結果を残しました。

そして打撃は驚がくの一発。高校時代は通算26本塁打を残すなど、桐光学園(神奈川)では強打者として活躍していた中川投手。2回2アウト1塁の場面では、 中日先発の左腕、松葉貴大投手の初球カーブをフルスイング。ライトスタンド中段へ運び、ホームランバッターさながらのプロ初ホームランを記録しました。

「左ピッチャーは元々得意ではなかったので、戸柱さん(恭孝選手)に前回の阪神戦の時に、聞きました。そのイメージのまま入れたので、戸柱さんのおかげです(笑)」

ホームラン後にはベンチに戻ると、牧秀悟選手らが行うデスターシャのパフォーマンスをファンに披露。「デスターシャはちょっとやってみたかっただけです(笑)。気持ち良かったです!」と、即興で行ったことを明かしています。
バッティングのフォームでは、メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手(ドジャース)を参考。「自主トレでバッティング練習は練習していました。構えで大谷さんのバットを立てているイメージを、やってからいい感じになりました。ちょっと参考にしています」と、研究の成果が実を結びました。

そして高い打撃力は父の指導が大きかったと話す中川投手。「きょうは父親と姉と姪っ子が見に来てくれて、その中で勝てた。去年の自分からしたら考えられなかったことなので、本当に頑張って続けてきて良かったと思います」と感謝の言葉を残しています。
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