プロ野球開幕まであと2日。

巨人の二岡智宏ヘッドコーチ兼打撃チーフコーチはプロ野球で15年、現役生活を送りました。2軍監督を経て、今季から阿部慎之助監督の右腕としてヘッドコーチを務めることになりました。

二岡ヘッドコーチといえば、2000年の優勝が決定した中日戦。0-4のビハインドで迎えた9回ウラに元木大介選手、高橋由伸選手、そして松井秀喜選手の3連打で塁が埋まります。1アウト満塁となり江藤智選手に打席が回ります。

ここでこのシーズン3度目となる満塁弾を放った江藤選手。同点とした巨人の長嶋茂雄監督は満面の笑みでガッツポーズをしてみせます。

そして、二岡選手が打席に。1ストライクからの2球目、高めに浮いたボールを打ち返します。打った瞬間、飛び上がる二岡選手。打球はライトスタンドに吸い込まれていきました。

興奮冷めやらぬまま、ダイヤモンドを1周した二岡選手が味方が待つホームを踏み、巨人のリーグ優勝が決定。今でも巨人ファンの間では語り継がれる試合となっています。

▽二岡智宏選手の主な通算成績
試合:1457
安打:1314
本塁打:173
打点:622
打率:.282