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【赤星が太鼓判】メッツと合意の千賀滉大 「大きく落ちる“おばけフォーク”はメジャーで通用する」

2022年12月12日 17:35
【赤星が太鼓判】メッツと合意の千賀滉大 「大きく落ちる“おばけフォーク”はメジャーで通用する」
メッツへの移籍が決まった千賀滉大投手(写真:日刊スポーツ/アフロ)
プロ野球・ソフトバンクから海外FAを行使した千賀滉大投手が日本時間11日、メッツと契約合意したとMLB公式で報じられました。これを受けて野球解説者の赤星憲広さんは、同日放送された日本テレビ『Going!Sports&News』で千賀投手の活躍に太鼓判を押しました。

まず赤星さんは「日本で7年連続二桁勝利を挙げているので、メジャーでも開幕ローテーションに入って二桁勝利を期待したい」とコメント。

移籍先のニューヨーク・メッツにはマックス・シャーザー投手やジャスティン・バーランダー投手(アストロズから移籍)ら、メジャーを代表する投手が所属。今季は101勝を挙げ、ナ・リーグ東地区で首位タイに。チーム打率もリーグトップと、打線の援護も計算できると見ています。

さらに、千賀投手の活躍に欠かせないのが代名詞となっている“おばけフォーク”だと赤星さんは言います。

「過去の日本人メジャーリーガーを見ても、野茂英雄さんや佐々木主浩さんなど、フォークを武器としていた投手が活躍してきました。近年のメジャーではフォークを投げる投手が少なく、代わりにスピードがフォークより速く、落ち幅が小さいスプリットが主流になってきています。でも千賀投手の大きく落ちるフォークはメジャーの打者たちもあまり見たことがないと思うので、通用すると思います」

千賀投手は2017年のWBC、アメリカとの準決勝に2番手として登板。2回を投げ、決勝点を奪われたものの、6つのアウトのうちフォークで4つの三振を奪い、世界でも通用することを証明しました。

育成出身選手としては初のメジャーリーグ移籍となる千賀投手。赤星さんは「育成からメジャーにということで、みんなに夢と希望を与えますよね。あのフォークをメジャーでも見せつけて活躍してほしいですし、“おばけフォーク”みたいな愛称をアメリカの人にもつけてほしいです」とメジャーでの活躍に期待を寄せていました。