田中希実“みんな対等なライバル” 久保凛やドルーリー朱瑛里らとのレースに「もっと陸上界がおもしろくなる」
左から2番目がドルーリー朱瑛里選手、4番目が田中希実選手(写真:松尾/アフロスポーツ)
日本のトップ選手が集まった金栗記念選抜陸上中長距離大会が13日に行われ、800mと1500mの2種目に出場した24歳の田中希実(ニューバランス)が、若き世代の“ライバル”について語りました。
12時過ぎに行われた800mでは、2周目に先頭に立つレース展開。ラスト50m付近で高校2年生・久保凛選手(東大阪大敬愛高)に抜かれ、2分6秒08のタイムで2位でした。
このレースから約3時間とわずかなレストで1500mにも出場。高校2年生のドルーリー朱瑛里選手(津山高)と初めてトラックで一緒に走るレースとなりました。田中選手は最初の1周で先頭に立ち、レースを展開。ラスト200mでツラカ エスタ ムソニ選手(ニトリ)にかわされ、日本人トップの2着でフィニッシュします。それでも2005年に杉森美保さん(京セラ)が記録した4分09秒30の大会記録を19年ぶりに超えました。
若き選手たちとのレースとなった今大会。田中選手は「私自身は年齢は意識していない。みんな対等なライバルとしてみている」と話します。
東京五輪で日本女子初の1500m8位入賞。世界を舞台に戦う田中選手は、「みんないろんな状態をふまえてきている。スタートラインに並んだときは横一線の存在だと思っている」と敬意を示します。
続けて「私もライバルってベテランの選手をとらえているように、下の年代の子たちにも対等なライバルとして私がとらえているようであれば、これからもっと陸上界がおもしろくなるような印象を受けた大会でした」と思いを語りました。
2分5秒35のタイムで1位で駆け抜けた久保選手。レース後は、憧れの田中選手と言葉を交わしました。「『お疲れさま』って言っていただいたので『お疲れさまです』という感じで返させていただきました。あんまりしゃべったことがないので、うれしかったです」とはにかみ、「憧れの選手と走る初めての機会で、優勝できてとてもうれしい。空気感であったり、日頃感じられない部分をたくさん学べて経験することができた」と充実感を漂わせました。
また全体13位の4分25秒45のタイムで悔しさをかみしめたのは、ドルーリー朱瑛里選手。「(田中選手は)憧れの選手なんですけれど、意識しすぎていた部分があって、自分の走りに集中できていなかった。こういったチャンスを自分で無駄にしてしまったのは悔しい」とレースを振り返ります。そして今後は高校記録を目標に掲げていました。
12時過ぎに行われた800mでは、2周目に先頭に立つレース展開。ラスト50m付近で高校2年生・久保凛選手(東大阪大敬愛高)に抜かれ、2分6秒08のタイムで2位でした。
このレースから約3時間とわずかなレストで1500mにも出場。高校2年生のドルーリー朱瑛里選手(津山高)と初めてトラックで一緒に走るレースとなりました。田中選手は最初の1周で先頭に立ち、レースを展開。ラスト200mでツラカ エスタ ムソニ選手(ニトリ)にかわされ、日本人トップの2着でフィニッシュします。それでも2005年に杉森美保さん(京セラ)が記録した4分09秒30の大会記録を19年ぶりに超えました。
若き選手たちとのレースとなった今大会。田中選手は「私自身は年齢は意識していない。みんな対等なライバルとしてみている」と話します。
東京五輪で日本女子初の1500m8位入賞。世界を舞台に戦う田中選手は、「みんないろんな状態をふまえてきている。スタートラインに並んだときは横一線の存在だと思っている」と敬意を示します。
続けて「私もライバルってベテランの選手をとらえているように、下の年代の子たちにも対等なライバルとして私がとらえているようであれば、これからもっと陸上界がおもしろくなるような印象を受けた大会でした」と思いを語りました。
2分5秒35のタイムで1位で駆け抜けた久保選手。レース後は、憧れの田中選手と言葉を交わしました。「『お疲れさま』って言っていただいたので『お疲れさまです』という感じで返させていただきました。あんまりしゃべったことがないので、うれしかったです」とはにかみ、「憧れの選手と走る初めての機会で、優勝できてとてもうれしい。空気感であったり、日頃感じられない部分をたくさん学べて経験することができた」と充実感を漂わせました。
また全体13位の4分25秒45のタイムで悔しさをかみしめたのは、ドルーリー朱瑛里選手。「(田中選手は)憧れの選手なんですけれど、意識しすぎていた部分があって、自分の走りに集中できていなかった。こういったチャンスを自分で無駄にしてしまったのは悔しい」とレースを振り返ります。そして今後は高校記録を目標に掲げていました。