宮崎県宮崎市で行われているプロ野球・巨人の春季キャンプで11日、初の紅白戦が行われました。

キャンプも中盤にさしかかり、ポジション争いが過熱する中、試合後、原辰徳監督は「チーム内で競う意識ができていると感じた」と振り返りました。

この日、5打数3安打と活躍した中山礼都(らいと)選手については「個人的な名前は早々には使いたくないんですが、中山礼都君は2年生であれだけ堂々とした打撃も守備も含め、実戦向きなのかなと。良い意味で驚いている」と絶賛。

また、紅組で先発をつとめ、1回を3人で抑えた堀田賢慎投手については「良いスタートをきったんじゃないでしょうか」とトミー・ジョン手術明けの右腕についてうれしそうに語りました。

1軍は12日に宮崎県でのキャンプを終え、14日から沖縄県でのキャンプをスタート予定で、他球団との練習試合も予定しています。原監督は「(紅白戦で)3-2カウントがいかに実戦で勝負強さ(につながる)、チーム力があがるのか改めて選手達もわかってくれたと思うし、そこを高めていきたい」と、より実戦に向けたチーム作りをしていく考えを示しました。