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巨人・原辰徳監督「あえて名前は言いませんけど」投手陣に苦言も育成選手には満足

2022年11月6日 21:03
巨人・原辰徳監督「あえて名前は言いませんけど」投手陣に苦言も育成選手には満足
巨人・原辰徳監督
◇野球 侍ジャパンシリーズ2022 侍ジャパン8-4巨人(6日、東京ドーム)

侍ジャパンと巨人が強化試合を行い、8-4で侍ジャパンが勝利しました。

4回にウォーカー選手に3ランホームランが飛び出したことについて、「秋季練習に参加し、この試合においても素晴らしいホームランを打ったという点において、来シーズンにおいても大きな期待で迎えられるなと思います」と前向きなコメントをした原辰徳監督。

シーズン中から1軍で出場した選手が活躍した一方、京本眞投手や堀岡隼人投手、保科広一選手など育成メンバーも出場したこの試合。原監督は試合後、この育成選手たちについて、「2倍・3倍、10倍くらいになってきょうの経験値を彼の力にしてもらえばいいし。それがチームにとって大きなこと」と、今後に期待しました。

しかし、取材の最後に原監督は投手陣、コーチ陣に厳しい言葉を残しました。

▽以下、原辰徳監督の一問一答

--侍ジャパンとの一戦を終えて

「いいところもお互い出て、いいゲームだったと思います。反省するところも当然、両軍出たと思います」

--反省点というのは?

「僕が言う必要はないでしょう」

--侍ジャパンのユニホームを見て思い出す部分はあった?

「日本の中で侍ジャパンというのは最高峰のチームで、そのチームが世界一に向かって船出をしているという部分において、誇らしく、世界一を是非狙ってもらいたいと思って臨みました」

--栗山英樹監督と話していたと思いますが、何を話した?

「彼ほど経験値を持った野球人というのは少ないと思う。学校の先生もやったり、高校野球においても、汗をかきながら取材して、経験して。選手としても監督としても、この上ない人が侍ジャパンの監督になったという点において、年齢は私が少し上ではありますけど、頼もしいし、思い切ってやっていただきたい。私が少しでもお役に立つことがあるならば、全く身を惜しまずに協力体制は持っております」

--先発・井上温大投手の評価は?

「今年の経験を生かして、この試合が、最終の試合ですから、そこにターゲットを絞りながら結果を出したというのは大きいと思います。本人にとっても大きいし、チームにとっても非常にいいニュースとして入ってきました」

--監督の期待も大きい投手?

「もちろん!用兵に関しては私はタッチしておりません。担当のコーチはじめ、それぞれのコーチがベストの用兵という中で、登用した中で、私も投げている姿しか見ていなかったですけど、そういう点ではいい姿を井上投手はやってくれたと思います」

--ウォーカー選手の評価は?

「アメリカの実績という点において、独立リーグという中ではありましたけど、彼が入団してもらうに当たって、未知の領域というか、非常によくやってくれたシーズンだったと思います。こういう時期でも秋季練習に参加し、この試合においても素晴らしいホームランを打ったという点において、来シーズンにおいても大きな期待で迎えられるなと思います」

--育成の保科広一選手がスタメン。評価は?

「非常にバッティングがいいものが出た。あえて言うならば、野球というチームスポーツの中で、やや厳しめのことを言うと、“凡プレー”というもの、最後のタイブレークにおいても、ライト前のヒットにおいてもセカンドランナーを簡単に来させるような守備体系をとっている、意識という点においてもまだまだ勉強するところがある。ただ、非常にきっかけとなる反省も含めていいものも出たということは彼にとっては大きな経験となる」

--試合終盤、若いピッチャーが登板し、打線につかまりましたが?

「育成選手は2倍・3倍・10倍くらいになって今日の経験値を彼の力にしてもらえばいいし。それがチームにとって大きなことですからそういう風にしてもらいたいなと思います。むしろよみうりランドで実績を残しているピッチャーたちが、何をよみうりランドで練習しているのかなと。よみうりランドにいるコーチはなにを指導しているのかなと。あえてそのピッチャーの名前は言いませんけど、そういう風に感じました。」
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